[海外医療] 東南アジア渡航:蚊によるデング熱の症状と、感染発症を防ぐ方法



少し前にも記事にしましたが、管理人は今回東南アジアでデング熱に感染し、発症してしまいました。

管理人、とうとう東南アジアでデング熱に罹患

日本にいったん帰国しましたが、デング熱と共に併発した別の感染症の痛みに今は悩まされています。癰(よう)と呼ばれる、皮膚が化膿してしまう感染症ですが、腿に太い注射をしたような激しい痛みにしばしば襲われます。抗生物質で治療中です。

今回のこの経験で、私のようになる人が他に現れて欲しくない思いから、東南アジア等に渡航した際にデング熱に感染・発症しないための方法・事前知識をまとめます。

c8df7fce18648a1e6cbb4f7e6fd966b9_s
 

東南アジアで多発しているデング熱とは?特徴をまとめました

  • ネッタイシマカ・ヒトスジシマカという蚊に媒介され感染・発症する感染症。
  • 上記蚊によってのみ媒介されて感染し、伝染病のよう人から人へは感染しない。
  • デング熱ウィルスを持つ蚊(上記)に刺されると感染・発症する。
  • デング熱ウィルスを持つ蚊に刺されても、発症しない人もいる。
  • デング熱ウィルスを持つ蚊に刺されて感染しても、8〜9割の人は発症しない。
  • 疲労、ストレス、体調不良、免疫力低下している際に、デング熱発症傾向がある。
  • デング蚊は昼間吸血性を持つため、昼の蚊に注意。夜の蚊は心配ない。
  • デング熱は基本的には病院に行き安静にしていれば1週間程度で治ってくる。
  • デング出血熱の場合は、適切な処置がないと死に至ることがある。

e1c036361356b6f8921667d0f29e24d4_s
 

デング熱に感染・発症した時の症状(私の経験およびネット情報)

    まずは私も経験した症状です。

  • 高熱(数日〜1週間など。管理人は高熱2日、微熱1週間)
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 体の激しい痛み(関節痛・筋肉痛・腰痛・リンパ痛など)
  • 発疹(はしかのような症状)
  • 強い倦怠感
  • 食欲不振
  • 味覚不良

この他、以下のような症状もあるとされています。(以下については私は経験せず)

  • 眼球の痛み
  • 眼窩痛(目の奥の痛み)
  • 鼻の奥の痛み
  • 喉の痛み
  • 顔面紅潮
  • 結膜充実
  • 出血(デング出血熱)

こちらも詳しいです。

シンガポールによくある病気 デング熱

デング熱は蚊に刺されることで感染・発症する病気です。デングウイルスは主に昼間活動するネッタイシマ蚊(エーデス蚊)によって媒介されます。デング熱患者の増加は温度上昇と雨量の低下に伴った蚊の発生に関連しており、汚染地域ではおよそ5年周期で流行しています。シンガポールでは1998年に流行しました。

デング熱はデングウイルスによって引き起こされ、ウイルスには4つの異なる型があります。従って1つの型にかかった場合、その型に対しては終生免疫ができますが、他の型への免疫は成立しないため、他の型には感染する可能性があります。

シンガポールでは全く免疫のない成人が増加しています。またヒトからヒトへの伝染はありません。予防接種は開発されていません。

●デング熱の症状

潜伏期間は3~7日程度。突然の38.5℃以上の発熱で始まり、倦怠感・頭痛・眼窩痛・筋肉痛・関節痛を伴います。発症後、3~4日後に胸部・腹部に発疹が出現し、手足に広がります。症状は1週間前後で消失し、90%以上の患者は後遺症なく回復します。

●デング熱の診断方法

血液検査(白血球減少、血小板減少)、デングウイルスに対する抗体検査、デングウイルスの遺伝子検査があります。

●デング熱の治療方法

発熱・痛みの対症療法(解熱鎮痛剤)が中心ですが、全身倦怠感、食欲不振が強いため容易に脱水状態になります。バファリン、ボルタレン等の解熱鎮痛剤は血小板をさらに減らす恐れがあるので安易に使用しません。市販薬のパナドールは安全です。

●デング熱の予防方法

蚊の侵入を防止するための網戸の設置や蚊に刺されないためにできるだけ長ズボンを着用します。半ズボン、スカートの時は蚊よけスプレーを使用すると良いでしょう。

●デングの蚊に刺されないようにするための注意点

特に午前中の蚊に注意してください。特に長ズボンをはくべき場所としては ゴルフ場、大きな公園、動物園などです。コンドミニアム内の公園などは蚊駆除ができているところも多いですが、「やぶ」には近づかないようにしてください。蚊を発生させないことも大切です。植木鉢などに雨水を溜めないように注意してください。

Q:デング熱とはどんな病気なのか

痛みが特徴です。耐えられないような痛みです。
治療薬や実用化されたワクチンはありません。

感染後、潜伏期間は3日から7日間程度。
感染した人の中で病気になるのは1割とも2割ともいわれ、感染したからといって必ず病気になるわけではありません。
 
Q:症状は

何の前触れもなく、突然、高い熱が出ます。
耐えきれないような激しい頭痛、耐えきれないような関節や筋肉の痛みや、おう吐や、食欲不振も起きます。
 
Q:デング熱だというのはすぐにわかるのか

激しい痛み。高い熱。
風邪やインフルエンザなどとは明らかに違います。
こうした症状が出たら、医療機関を受診して確認して、治療を受けなくてはいけません。
食欲がなくなり、衰弱が激しくなる場合もあります。
入院し、点滴などが必要になる場合もあります。
まれに、デング出血熱として、出血などをともなう重症事例もあります。

適切に治療を受ければ、命の危険は低いとされています。
 
Q:私たちが出来る対策は

心配な場合は、まずヒトスジシマカに刺されないようにすることです。
肌の露出をさけること。
外に出て、木陰や草むらを歩く際には、長袖、長ズボン。
それでも露出する部分には虫よけ剤やスプレーなども効果が期待できます。
目に入らない方がよいので、顔には手にとって塗るようにします。
耳とか首筋も刺されやすいので、忘れないようにします。

ヒトスジシマカとありますが、東南アジアにおいては前述のようネッタイシマカが大半ですね。
 

b24ad6f6e521b030d26cf6bc127c9096_s
 

デング熱(出血熱ではないデング熱の方)の症状経過

ここでは、私が日を追ってたどった症状経過についてまとめてみたいと思います。

【1日目】

それまでの過去と違うタイプの蚊に4箇所ほど刺されたのをはっきり自覚。その日の夜に突然高熱。風邪的な症状(喉の痛み、咳、くしゃみ等)は一切なし。

【2日目】

航空券代がもったいないと思い、風邪的な症状もなかったので(熱のみ)移動を決意。インドネシアからタイへ移動。まさかデング熱とは思わなかったため病院にはいかず。熱継続、ひたすら寝る。

【3日目】

熱継続、ひたすら寝る。食欲ゼロ。寝ている限りは苦しさはなく楽な感じ。

【4日目】

熱が微熱程度にまで下がる。食欲を完全に失う(空腹感は存在)。少し出歩き半強制的に少し食べる。味覚不良で味がまったくしない。サラダと炒飯を食べる。

【5日目】

微熱継続(37.5度くらいと予想)。食欲不振と味覚不良も継続。座っていることもできず、寝てしかいられない強い倦怠感。クラクラしながら買い物のため少し出歩く。この頃からはしかのような発疹が脚や腕に出現。強い痒みが出てくる。フルーツと雲呑麺を食べる。

【6日目】

微熱と倦怠感が継続。休憩しながら出歩くことはかろうじてできる状態。さっぱりしたものが欲しく、冷奴と刺身と味噌汁を食べる。発疹の痒みが継続。

【7日目】

微熱がさがりほぼ平熱に。倦怠感は頻度は落ちたものの、定期的に表れる。発疹が少し弱まってくる。ホアヒンへ移動。

【8日目】

熱が平熱に戻ってくる。味覚が引き続き少しおかしいものの、少し食欲が出てくる。定期的な若干の倦怠感。発疹は若干薄くなってくる。病院を受診しデング熱と診断。発疹が出ているのでデング熱の後期で治りかけてきているサインとのこと。痒みクリーム、アンチヒスタミン処方。

【9日目】

食欲がほぼ戻り、熱も平熱に。味覚も普通に戻ってきた感覚。定期的に若干のゆるい倦怠感がおとずれる。発疹がだいぶ消えてくる。

【10日目】

完全に平熱に。倦怠感もほとんど軽減。時々疲れる。少量少食でありながらも食事ができるようになり、味もわかるように。ワインも少しだけ飲めるように。腿に別の湿疹が表れる。香港へ移動。

【11日目】

平熱、倦怠感ともにあらわれず。発疹も形跡だけを残してほぼ消える。より食べることができるように。味覚も元通り。腿の湿疹が腫れとなり、大きくなり始め痛み始める。

【12日目】

デング熱症状自体はほぼ完治した感覚。食欲・味覚ともに問題なし。ワインも飲める。しかしながら上記の腿の腫れと痛みが激しくなる。日本帰国。

【13日目】

元々のデング熱症状は完治。が、腿の腫れと痛みが激しくなり、膿が出てくる。皮膚科を受診。デング熱により免疫低下したところに発生した感染症だと診断される。抗生物質で治療開始。

【14日目】

腿の腫れ変わらず。激しい痛みが定期的に表れる。抗生物質での治療続行。

【15日目】

状況・症状が前日と変わらず。(今ココ)
 


と、こんな感じですが、元々のデング熱の症状とは別の感染症を併発してしまった形になります。高熱が1週間続くなどとよく言われるけれど、私は微熱は1週間続いたものの、高熱は2日ほど出たら後は微熱に下がりました。

DSCN1866-2
 

デング熱の治療方法

現在、有効なデング熱の治療方法はありません。対症療法のみとなります。病院に行き、指示に応じ入院し、安静にしていることだけが、回復の鍵となります。
 

デング熱にかからないようにするためには

やはり、

デング熱を持った蚊に刺されないようにすること

これしかありません。

蚊に刺されることを避けるためには、「蚊除け」をしっかり塗っておくことも重要です。日本の蚊除けは弱くてあまりきかないことが多いですから、現地で買うのがよいでしょうね。

また夜の蚊ではデング熱にならないといいますが、やはりデング熱にならなくとも痒いのは不快なので、蚊除けマットなどを買って使うのも有効でしょう。私もしていました。

デング熱になるのは昼の蚊ですから、やはり蚊除けを塗る・長袖長ズボンを履くなど、できるだけ肌を露出させないことが大事になるでしょう。


 

あとは、体質や個人差にもよるでしょうが、免疫力がしっかりしていれば発症しないことが多いといいますから、普段から免疫力を高めておくことも大事でしょうね。


 

あとは東南アジアの旅で疲れたらしっかり休むこと。私は移動も多く外食も多かったので、悪い例の典型になると思います。旅行となれば外食は避けられないとしても、とにかくしっかり休んでよく寝ることが鍵となることでしょう。
 

にほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ