世界男女間格差ランキング2013 日本は主要国最低の105位

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ダボス会議の主催をしているスイスの経済研究機関、世界経済フォーラムが今日25日、世界136カ国を対象に、男女平等の達成レベルを評価した「国際男女格差レポート2013」を発表しました。

レポートは、経済、政治、健康、教育の4分野から評価され、世界各国の男女の格差について毎年調査、発表がされています。

元レポートはこちらから(英語・資料の7ページより。一覧表を画像にしたのが以下です。)


 

以下はNHKの記事。

世界の男女間格差 日本は105位 (記事が消えた時の予備リンク


 

日本の順位-136ヶ国中【105位】主要国では最下位

予想はついていましたが、日本は今年2013年、136ヶ国中【105位】という主要国で最下位をランクインしてしまいました。昨年2012年は101位でしたが、さらに順位を落としてしまう結果に。

上記NHK記事によると、教育や健康の分野で男女間の格差はほとんどなかったものの、経済・政治の分野で、著しく順位を下げています。

経済分野では、賃金や管理職への登用の面で格差が大きい
政治、分野では女性の議員が減っている

以上が指摘されたとのことす。

男女平等、日本は過去最低105位 WEF報告

上記に記載がありますが、

経済分野では、企業幹部の女性の割合が1割となり104位となった
政治分野では、女性議員の比率が11%から8%に下がり治分野が118位になった

以上の事項が順位を押し下げており、教育レベルは高いのに、女性が十分活躍できていないと指摘されたとのことです。
 

世界で男女間格差の少ない国トップ10

上記表にもありますが、世界で男女間格差の少ない国トップ10は以下のとおりでした。

1位:アイスランド
2位:フィンランド
3位:ノルウェー
4位:スウェーデン
5位:フィリピン
6位:アイルランド
7位:ニュージーランド
8位:デンマーク
9位:スイス
10位:ニカラグア

1~4位は北欧の国が占めています。5位には、アジアで唯一上位となっているフィリピンがきています。管理人の在住国でもあります。

他、アジア近隣諸国や先進主要国を以下にあげていくと・・・

フィリピン:5位
ニュージーランド:7位
ドイツ:14位
イギリス:18位
アメリカ:23位
オーストラリア:24位
フランス:45位
シンガポール:58位
ロシア:61位
タイ:65位
中国:69位
イタリア:71位
ベトナム:73位
ギリシャ:81位
インドネシア:95位
インド:101位
カンボジア:104位

日本:105位
韓国:111位

日本・・・(T_T)
 

アジアで唯一上位、男女間格差の低い国フィリピン

管理人がフィリピンに住んでいることもあり、フィリピンの状況について少し書いてみます。

フィリピンは、経済面インフラ面においては途上国ですが、女性の雇用・女性の社会進出に関しては先進国だということを痛感しています。

日本は経済面インフラ面技術面で主要先進国となっていますが、女性の雇用・女性の社会進出に関しては、残念ながら後進国というのが実情です。

ゆえに、わかりやすく言うと、フィリピンは日本の真逆なのです。

役所や企業の管理職、医師、銀行支店長なども、女性であることが本当に多いのです。私個人の経験に限っては、これまでに健康診断含めて5回位クリニックに行っていますが、今までに男性の医師にあたったことが1回もないのです。すべて別の女性医師でした。また、医師や要職についている女性で、華僑系フィリピン人の割合も高く感じています。

歯科医もそうでした。私が行ったところは歯科医が2人常駐していましたが、それぞれ女性。歯科助手も受付も含めると、すべて女性の歯科でした。また、銀行で半個室で手続きをしてもらうことが数回ありましたが、そこで出てくるマネージャーも今まですべて女性でした。

女性の社会進出率が高いというよりかはむしろ、女性の社会参画が圧倒的に多いのです。日本では「会社の偉い人」というと男性が思い浮かびますが、こちらだとそれが大概女性なんです。

考えられる要因としては、まず女系社会であるということ。日本でいうところの「かかあ天下」で、一家の大黒柱となって働いているような、そんな気概のある女性が多いのです。全般的に女性の方がしっかりしており、男性の方が怠け者な面もよく見られます。

管理人はビジネス街の一角に住んでいますが、夜中でも女性グループが何組も通りを歩いていきます。フィリピンでは人件費が安く、かつフィリピン人は英語ができるので、米国顧客を対象にしたコールセンターなどが多くあります。そういったコールセンターで深夜に働いている女性たちが多くいます。家計を支えるためには、夜中に働くことも厭いません。

フィリピンは出稼ぎ国家にて、男性の多くが出稼ぎに出ていることも1つ、影響としてあるでしょう。ゆえに、そもそも女性の数自体が多いというのもあると思います。

日本と大きく違う点は、フィリピンでは女性に子どもがいても、子育てとの両立をあまり心配しなくていいということです。

また、フィリピンでは大家族や親戚と密であったりすることが多く、子どもの面倒や家族親族の誰かが見てくれます。またそのような家族親族がいない場合も、メイドやヤヤ(子守)を雇うことが一般的となっています。

なので子どもがいても、心配せずに働きに出られる環境がととのっており、結婚や妊娠を機に退職するというケースはこちらではほぼありません。

日本のように、家事や子育てが働く女性の足枷となることがないのです。

 

一向に男女格差の縮まらない日本

日本は、経済面、インフラ技術面では先進国として発展を遂げているのに、文化面では途上国よりも酷い状態という非常に変わった面を持つ国でもあります。

経済面だけが肥大化してしまったものの、他がまったくついてこなかった状況と言えるでしょう。言うまでもないですが、考えられる要因としては・・・

そもそも男尊女卑が存在する男性社会
過酷な労働状況・文化で、家庭との両立ができない
結果、家事や子育てが女性の仕事・役割となってしまう
かつてより古来の「男は仕事・女は家庭」という価値観があった
女性自身にも、あまり気概や向上心や出世欲がない

などといったことがあげられることだろうと推測します。

夫だけの収入で十分食べていけるなら、かつ、夫婦ともに望むなら、社会進出率には反映しないものの「男は仕事・女は家庭」であってもよいと思います。ただしそれは、お互いの負担がフェアであることが条件。

今は、多くの家庭で、旦那の収入だけでは厳しく、妻側も働きに出ることが一般的になっています。また家庭の経済理由でなくとも、スキルをつけた優秀な女性も増えていますし、人間としてやりがいを仕事に求めるための社会進出も、もっともなことです。

そうなると夫婦ともに「共働き」という形で社会参画するわけですが、お互い働いているのに、家事や子育てを女性側が全面的に負担することが多く見られます。それでは母親である妻側の負担があまりにも大き過ぎます。

もちろん、子育てでは母親にしかできないこともあるわけですが、それであれば父親にも可能なことで育児参加することもあって然るべきなのですが、世界から見ても異常とされている過酷な労働状況で、父親がちゃんと育児参加することができません。

よって女性がスキルや経験を諦め、家庭に入ってしまうケース、その後もパートという形でしか働けないケースが非常に多くなっていることを思います。女性ゆえのハンデが大き過ぎます。

日本はまだまだ、仕事や雇用における女性差別が平然と横行しています。性差別だけでなく、子どもがいることや、年齢による差別も然りです。

女性だけに限りませんが、特に女性には、非常に生きづらい社会となっているのが現実だと思います。かといって男性も、仕事の奴隷化状態になっていたりなど、男性にも生きづらい社会となっています。

社会がギスギスとしてていて余裕がないのです。寛容になって余裕のある社会を作ることが、日本に課せられている課題ではないでしょうか。
 

女性の社会進出率が高い国は、子育てにも優しい国

興味深いことに、女性の社会進出率が高い国は、子育てにも優しい国であることがわかります。

 

 

 

日本は「経済がーケイザイガー」言うわりには、自ら衰退する方向へ自滅する方向へとどんどん進んでいき、完全に自分で自分の首を締めています。

早く「世界の非常識」なやり方をしていることに気づき、社会進出も男女格差をなくし、子育ても夫婦ともにできる社会にしていかないと、少子化は進み、生きにくい社会が続き、ますます自分の首を締め続けていくことでしょう。

 
 

 

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