効率よく結果を出す人を嫌って引きずり落とす日本社会・日本企業



日本にいて、そして日本を眺めてきてつくづく思ってきたこと、それは「効率よく結果を出す人を嫌い、効率よく結果を出す人を引きずり落とそうとする風潮」です。

いまだに、少しくらい効率が悪くても一生懸命に犠牲を差し出して「がんばってる」人を評価すべきという論調を見かけることに驚きを隠し得ません。
 

厚切りジェイソンさんもたびたびコメント

最近話題のアメリカ人芸人、厚切りジェイソンさんもよくツイートで書いていたり、応戦していますね。

@Tarominyaxさんツイより(週刊東洋経済・新春合併特大号より)

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厚切りジェイソン「仕事を効率悪くやる人にご褒美をあげる残業制度がある限り日本企業はグローバルで勝てない」←正論すぎると話題に

厚切りジェイソンがニッポンの残業文化を痛烈批判 「日本企業は仕事を効率悪くやる人にご褒美」

「そうなんですよね。日本の一般企業では残業しないと大した給料もらえないというのは、仕事を効率悪くやる人にご褒美をあげている。どんどん効率も競合力も悪くなる。それだとグローバルでの競合が無理ダロウ」

仕事を早く終わらせて定時で終えると給料が減るのだから、適当に働いて残業する人が出てくるのも無理もない。ネットでも「残業する奴は無能。これは真理」などと話題になった。

中にはノー残業デーで終業後の仕事がなくなった代わりに、「所長含め上司4人と飲み会が決定」と嘆く人も。どうしても部下を時間外に拘束したいらしい。

また、日本企業においては、必ずしも残業をする人が効率悪い働き方をしていると言い切れない面もあると思います。

それは、企業がコストカット理由で(仕事量に対して)確保すべき人材を確保せず、少ない人数に押し付けている現実もあるためです。

要は、「適切な人員を配置する」ということをしない=マネジメント能力が欠如した、企業の無能が社員に押し付けられている状況。

または、コストカット理由で(無能とは別に)、意図的にあえて社員を奴隷化させている面もあると思います。

そんなことをしていたら当然社員は疲弊し、結果を出すことなどできなくなります。

当然、会社の業績はあがらなくなります。結果、衰退します。

なぜ、悪い方向へ悪い方向へと進めたがるのでしょう?
なぜ日本の企業は「長期的に見て利益をあげる」ということをしないのでしょう?

根本的な大事な何かが欠如しています。これがほとんどの日本企業の体質なのだから、空恐ろしいと思うわけです。
 

災害が来るとわかってる時でも出勤させる・出勤が当たり前とする狂気

狂ってるシステムの1つは、災害が来るとわかっている時でも会社を休みにさせないことです。企業のトップからして、姿勢が間違っている。それも大半の企業が。。

台風や大雪などが来るとあらかじめわかっている時は、自宅勤務できるようにする等あらかじめシステムを整えておくべきです。それが効率であり、安全確保でもあります。

効率の話だけではなく、下手したら命に関わってくるリスクマネジメントの話でもあります。

ところが、いまだに、「台風や大雪などが起こっても出勤してくるのが頑張りであり美徳」という間違った観念がまかり通っている。。

半日、下手したらそれ以上かけて台風や大雪の中を出勤、昼や午後に会社に到着し、時間的にも体力的にもすでに疲弊している状態で仕事、そこからまた残業で疲弊し1日が終わっていく。

本当に効率が悪いと思いますし、何よりリスクマネジメント観点からも、台風や大雪で出勤をさせようとする企業の姿勢も甚だおかしいです。

こんな企業に成果結果が出せるのでしょうか?私はそうは思いません。間違った方向を正そうとしない日本企業が世界においてことごとく衰退しているのは、当然の結果でもあります。
 

ノー残業デーの実態は、「残業をしてもノー残業代デー」?

上記記事にもあったけれど、ノー残業デーの実態は、「(残業はしてもらうけど)ノー残業代だよ」というようにしか見えません。

「うちの会社にもノー残業デーあるよ!定時に電気きえて真っ暗な中でみんな残業してるの!」

電気が消えて真っ暗な中で残業するとか…狂っている現実としか思えません。
 

開始時間にうるさく、終業時間にはルーズ、締切時間を守れない無能な日本企業

日本企業は開始時間にはうるさいのに、終業時間にはルーズ。終業時間は締切時間でもあります。締切を守れない企業など、普通の常識においては、無能としかいいようがないです。


 

大事なのは「美徳・精神論」、仕事なのに「効率・結果」を求めない異常

結果が出なくとも、効率が悪くとも、「精神論」で乗り切る人にご褒美をあげるシステムなのが日本。私の外国人夫もかつて日本でそれを経験しています。

彼は中堅企業の海外本社から日本の支社に転勤してきたわけですが、残業など一切せずに結果を出していた彼は、本社からは大きな評価をされ、日本支社の上層部からは嫌がらせを受けていました。

外資系企業でも、日本にあるということでその始末です。(多くの社員は、そこに転職する前は日本の大手企業出身)

どんな嫌がらせかというと、日本支社独自のイベントを作り、残業を長くした人を表彰して夫だけに何も表彰しない・夫だけ夕食会などのイベントに誘わない、といった類の嫌がらせでした。

日本が大好きな彼でしたが、労働文化だけはどうしても受け入れられないと日本を離れました。
 

効率化だけでなく、タイムマネジメント能力もない日本企業

「効率・結果」を重視しないなら、それは仕事ではなく「自己満足・お遊び」

そんな日本企業のやり方を見ていると、それって「仕事」ではなく、「自己満足・お遊び」なのではとたびたび思います。

災害が来ているというのに、(仕事の効率・成果・結果ではなく)「災害でも頑張って出勤しました!」が評価される。

具合が悪いというのに、休むことを許されず、「体調不良でも頑張って出勤しました!」が評価される。

風邪を引いたら休むという当たり前のことが認められず、「風邪でも仕事に行かなければいけない」という宣伝文句の風邪薬まで発売される。

効率無視で成果結果に繋がらないなら、それは「仕事」ではないですよね。「頑張って出勤しましたごっこ」という自己満足、またはお遊びに見えます。
 

結果を出す人・能力を持つ人ではなく、年齢制限して年齢差別

海外の「ちゃんとした企業」の求人においては、「年齢制限」をした求人を見ることはあり得ません。特に先進国においては、年齢制限をして求人募集することは「年齢差別」として違法となっています。

職務にもよるでしょうが、同等レベルの能力経験を持つ人という前提であるならば、より若い方が嬉しいのは本音でしょう。

でもあくまで「能力」「経験」「結果を出せるかどうか」が大前提であり、あくまで募集の段階で年齢でふるいにかけることは違法なのです。

しかし日本の求人募集を見ていると(海外にある日系企業でさえ)、能力や経験を第一条件として重視しておらず、従順であることを重視しているのがわかります。そこで年齢を堂々と出してきます。年齢差別が堂々とまかり通ってることにびっくりします。

また営業職などにおいては、男性であることを前提としている暗黙的な性差別があるのも見受けられます。

いや日本が建前上でも途上国・後進国ってならわかるんですが、一応先進国とされている国で年齢差別がまかり通ってるいるというのは…。他の先進国からしたら信じられない現実です。

グローバル企業においては、結果を出す企業であるためにはダイバーシティ(多様性)を重視しています。年齢、性別、人種や国、そういったことにおけるダイバーシティが会社を成長させるものとしています。(私管理人も有名大手外資グローバル企業を経験しています)

日本・日本企業は逆なのですよ。「皆同じ」「従順」を欲していて、カラーの合わないもの・突出したものを毛嫌いします。海外の日系企業においては、同じ海外日系企業に売るための「慣れ合い」が必要とされているのがわかります。

だから年齢で制限して、同じ色に染めようとするわけです。能力・経験・スキルは二の次(年齢第一でふるいにかけるということは、そういうこと)。

世界の常識を知った身から眺めると、それはとても奇妙で異色な世界です。


 

こんな現実がまかり通っているのは、経営者・トップが無能だから

以下もごもっともです。企業にしろ国にしろ、上が馬鹿なのに下に能力ある人が来るわけがない、というのは当然です。


 

日本企業の社員に対するブラックぶりの悪評も、海外で広がってきている現実

日本企業というものに対する世界の評価も、だんだんと悪いものが広がってくるようになってきました。

最近では(しばらく前からでしょうが)、「日本企業は給料が低いのに奴隷的な働き方を強要する」「日本企業だけはやめておけ」という声も、海外のあちこちで聞こえるようになってきました。

おかしな労働文化で自らの首を締めながら、結果が出せないのでお客側からも商品を求められないようになっていき、そして「日本企業は勘弁」と求職する側からからもお断りされ・・・。

日本企業、しいては日本は、窮地に立たされていることを実感します。


 

まだ改善しようという姿勢があれば期待できるものの、その姿勢もゼロ

「衰退している、良く変えていかなければ」という声に対して真摯に耳を傾けて、改善していこうという姿勢でもあればまだ今後に期待することもできるでしょう。

けれど残念ながら、今の地点でそういう姿勢は見られません。あくまで、自分たちが美徳だと信じる、おかしな間違ったやり方にこだわり続けます。

これでは結果を出せるはずもなく、衰退の一途をたどるばかりです。
 

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