「美味しんぼで取り上げられた鼻血」騒動



漫画「美味しんぼ」で、福島県において鼻血出血が多発している、と記載された内容が批判され話題になっています。

hanaji

作者の雁屋さんの実際の経験と、また現地での取材で得た実際の体験談と医師の見地を元に描かれたものということです。また雁屋さんは、福島第一原発の敷地内にも入られたということです。

「デマ」などと批判されていますが、実際に起こっている現象に基づいたものとなるために、「デマ」だと断定するのもまた筋違いです。

また私自身、美味しんぼの作者の方やその関係者以外でも、鼻血を出した人は今まで見てきた中で本当にたくさんいる印象を受けました。以下ツイートは、ごく最近見かけたほんの一部です。
 


 
作者の雁屋哲さんは、以前にオーストラリアの日本語情報サイト「日豪プレス」にも意見を寄せられています。
 


 
福島の真実──『美味しんぼ』作者・雁屋哲氏に聞く

(長くなるので、元サイトで内容をご確認ください)

上記、日豪プレスの見解にもありますが、雁屋哲さんの意見について、「ダイレクトに反応せず、まず一意見として消化し、その後自らの頭でさまざまな事態をとらえるための材料としていただければ」と断っています。

なお、当連載で掲載するインタビューに関しては、決して耳あたりの良い言葉のみを選ぶといういわゆる掲載内容の選別(編集者がよく陥りがちなバイアスのかかった編集作業)はあまりしていない。ゆえに過激な意見もまた出てしまうが、ダイレクトに反応せず、まず一意見として消化し、その後自らの頭でさまざまな事態をとらえるための材料としていただければ幸いだ。

至極まともな判断です。耳辺りの良い言葉のみを選別している(フィルターにかけている)のでは、メディアの意味を失います。

それにも関わらず、一意見として消化できない精神的に幼稚な日本人に限って、批判を繰り返します。どうして論理的に「こういう意見もある」と消化できず、すぐ的の外れた感情論に置き換えるのでしょう?

必死に否定して「デマ」だと触れ回っている御用学者や似非文化人、ツイッター扇動員・工作員が湧いてでてきているようですが、原発事故直後にも湧いて出てきていました。論証を持って否定する等ではなく、「デマという決め付け」によるものです。

メディアリテラシーがない、それもまさしくです。

このブログも当時そういった存在に様々な中傷をされてきました。

過去このブログにもアクセスがありましたが、「福島の住人」を名乗る人から、福島どころか都内からのアクセス(漫画喫茶や企業)でコメント投稿されたことがありました。複数回あります。
 


 
もし、このような扇動員・工作員でないとしたら・・・

自分が体験をしていないのなら、「原因は不明だけど、こういう現象もあるんだな、自分も気をつけよう」でいいのです。それでいいのに、なぜ実際に存在する現象を必死に「デマ」などと言って回るのでしょうか?

この件では「事例」「実際に起きた現象」について述べられているのみです。全否定してデマとする性質のものではありませんし、メディアリテラシーがないか、もしくは「否定しないと困る」人たちがいるということです。実際に起こった事例に過ぎないので、否定も何もなく、起こった事象を事象として伝えてるのみです。「出来事の報告」です。

それが放射能による影響かどうかというのは、また別の段階の話です。原発事故後、そして出血事例が多い、ということから、放射能の影響であるという推測自体は可能ではありますが、あくまでもそれは疑っている人による推測に過ぎず、断定はできないのです。

「実際に存在する現象」を必死に否定して回るという見当違いなことをしているので、必死になれば必死になるほど、実際に存在する現象が幅広く知られていくのはよっぽど困るのだろう、ということがうかがえます。

彼らの言うことをまともに受け取るのであれば、「自分は花粉症になどなってない!自分の周りで花粉症になってる人もいない!花粉症なんて風評被害を増長するデマだ!」という主張がまかり通ります。

しかしメディアは「花粉症の季節がやってきた」と言うではありませんか。それは、花粉症になる人が一定数いるからです。もちろん全員ではありません。

花粉症にならない人も沢山いる。私も花粉症にはなったことがありません。だから「デマ」というのは違うんです。全員ではなくても、一定数の人がなっているのは実際の現象なのだから。

私がなりもしない花粉症を、メディアはこぞって報じます。それと同じで、美味しんぼが批判される理由も何もありません。

ちなみに、放射線の影響を受けると鼻血が出やすくなる(すべての人ではない)ことは、医者も普通に言及をしていることです。
 


 
また国会でも避難者の方により言及されましたし、新聞でも報じられています。「起こった事象を、事象として伝えている」わけです。何の問題もありません。

デマという名の風評被害☆より

hanaji2
 
個人がどう感じようと自由ですし、取材に基づいた事実を漫画にするのも表現の自由です。原因を断定しているわけではありません。原因不明で体調不良になる現象もどこでも起こるように、鼻血が出る現象が多発している、これでいいではないですか。実際に存在する現象を表現することさえ許されないというのなら、それこそ言論統制の敷かれた国となっていくでしょう。
 

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