人の価値観は、時の流れや成長ともに必ず変わるもの



よく夫婦関係だったり友人関係で「価値観の一致が大事」と言われます。一緒にいる相手の価値観が大幅に違うほど辛いことはありません。

友人ならまだ離れるということも比較的簡単にできますが、夫婦となるとそうはいきません。

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そもそも、「価値観」って何?

性格、趣味、嗜好、志向、考え方、感じ方・・・

といったものを、多くの人は指していると思うんです。

恋愛関係、夫婦関係、はたまた友人関係においては「価値観が一致していることが大事」

これはちまたでたくさん言われてる、何度も見ている言葉です。

では、この「価値観」って・・・

出会った時に一致していたら、お互いその価値観がずっと変わらずにいられるの?

私はそうは思わないんです。

人間は、日常に変化が存在する限り、新しい人生経験を重ねていきます。

新しい経験を重ねていくと、新しい捉え方・考え方が生まれます。そうなることでその人自身が成長します。そうすると、その人の「価値観」を支えていたものの根底が揺らぐこととなります。根底の揺らぎを何度も経験していくことにより、「価値観」が変化していく…。

ゆえに、価値観はむしろ「必ず変わっていくもの」と言えます。

「必ず変わっていくもの」という前提なしで、「出会った時に価値観が一緒だから結婚」という理由だけだと、「価値観がずれてしまったから離婚」ということになってしまいます。

しかし価値観というものは、一致していると思っていても、だいたいおおよそ同じ方向こそ向いている程度であり、他人同士である以上は完璧に一致することなんてありません。必ず、何かどこかが少しずれています。そもそも他人なのだから、全部一致してたら怖いです。体の特徴から何から違うというのに。

だから「価値観が完全に一致していること」が一緒になる上で大事というよりも、

「価値観が若干違っていても、お互いに尊重し合っていけるか・譲歩できるか」
「若干の価値観の違いを認めながらも、相手とともに、お互いに成長をしていけるか」

こちらの方がむしろ大事だと思います。

もちろん、価値観がお互い「大幅に」違っていってしまったら、一緒に歩むことは苦しくなってしまいます。

しかし「若干の価値観の違いは誰にでもある」という前提を忘れてしまうと、少しの違いを認め合えず完璧に一緒であることを求め、相手を責めたり、許せなくなってしまいます。その「完全に一致していて一緒でなければならない」というガチガチさは窮屈ではないですか?

最初からある程度は違う、っていう前提をわかっていれば、違うからといって責めたり、許容できなくなったりするのではなく、「違うからこそ理解する」という視点も持てるはず。


 
こんな経験はありませんか?

「現在進行形で価値観が同じだと思っていた相手が、自分の想像外の突拍子もない方向のことを言い出した」

「同じ」と思っている相手においてさえ、「完全に違う」部分があることも少なくないんです。私はそんなことばかり身近で経験しています。特に3.11震災後は…。

私はこれまで価値観が大きく変化した原因となることが、自覚しているだけで3回あります。

1回目はインターネットの登場。
2回目は初めての海外生活。
3回目は3.11震災と原発事故。

私が今の夫と出会ったのが10年以上前。そこからずっと一緒にいます。

私が夫と出会った当初は、「なんて価値観がぴったり合った相手なんだろう」と感激していたのです。

ところが夫と出会ったのが1回目のインターネットの登場した後にて、少なくとも、夫と出会ってから2回大きく価値観が変わってるんです。

何度もケンカしましたが、そんな中でも乗り越えてやって来られたのは、微妙に違ってきてしまった価値観の状況ながら、相手との共通点をなんとか見つけ出し、譲歩し、尊重することがこれまではできてきたからだと思っています。

たとえば、私が今年始めの地点で、夫が望んでいた「日本に住むこと」をまったく許容できなかったら、すでに別々に違う人生を歩んでいると思います。

50%は自分の意志を通す。後の50%は相手の意向を尊重する。この50/50のバランス感覚だと思うのです。(相手が誰であっても)自分を通し過ぎてもうまくいかないし、譲歩するだけでも自分を失う…。

もっとも私は「譲歩」の部分が50%よりも大きくなり過ぎた自覚もあり、過去にこんな記事を書いています。

身の危険を感じた時にこそ、本当の答えが

結婚生活というのは当然良いことばかりだけではなく試練の場でもあり、人間性が問われる場でもあると思います。同時に、お互いが違いを許容した上で、お互いから学び成長できるかどうか?そして相手を尊重し、相手を理解しようと努力するか?ということが問われる場でもあると思います。

「完全に一致」を求めて違いを許容しないのではなく、違いが生じるからこそそこから切磋琢磨してお互いに成長していけるのが、結婚して一緒にやっていくための秘訣ではないかと思っています。

そこまで意識して、尊重や譲歩などもしたものの、それでもすれ違いが激しくなりバランスが偏重してしまい、どうしてもダメと判断したのであれば、そこで別離を考えることも1つの選択であり決断です。

今日書いたことは、最近発売された以下の本にも書いてありました。

「人も価値観も、時とともに必ず変わるもの」と。

また面白いことが書いてあって、人間の細胞はだいたい3ヶ月ですべて変わるんですって。3ヶ月後には新しい細胞に入れ替わってるのだから、その人自身や価値観は3ヶ月もあれば変化していくのだと。

この本は「自分に起きる出来事」について、通常持ってしまいがちな視点とはまったく違う、斬新な視点を与えてくれるヒントが満載で、非常に気づきの多い本でした。
 

「悪い出来事」と思っていたことでさえ、「自分に必要だった出来事」という視点に変えることができるヒントがたくさん書かれています。

私もそうなのですが、ついネガティブ思考をしてしまう人には良いヒントかもしれません。

また逆に、自分の考えや価値観を変えたいと思う時は、思い切って環境をがらりと変えてみることを私はおすすめしています。これも私自身の経験からです。


 

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